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三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
ヒモミノガが羽化しました
皆さんは、ヒモミノガという虫をご存知ですか。 その名前のように、体長の何倍もの細長いミノを、吐糸と木のかじり屑や餌の地衣類をかじった細片でつくります。
そして、片方を樹皮に浅く穿孔した穴とつなげ、もう片方の端から頭を出して餌を探し、ミノの長さの範囲に餌が不足すると、穴に固定していた方を切り離して移動するのだそうです。
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館西の疎林でのミノ


5月の観察会のあと、ヒモミノガの幼虫を数匹と地衣類の付いた樹皮とを一緒に持ち帰り、シャーレで飼育してきました。
幼虫は、ミノから頭胸部だけを出して餌を食べています。 途中で、幼虫の全体が見たいと思いミノを片方から触りながら追い出すようにやってみたら、でてきました。いわゆるミノムシと比べると、小さくて硬そうな雰囲気ですね。
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採餌(飼育中) 幼虫全体(飼育中)


6月に入ったら羽化が見られるかなと思い、ちょいちょいシャーレを覗くようにしていました。そして7月8日、羽化した小さな蛾を見つけました。その後も数頭、羽化がみられました。このヒモミノガは、雄雌共に翅のある蛾になり、ミノから出ていくそうです。
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樹皮に止まる成虫(飼育中) 成虫の大きさ(飼育中)

羽化したあとを見ると、長かったミノが樹皮から5~6mm程と短くなっており、その先から蛹殻が半分くらい抜け出ています。今まで入っていた長いミノは、切り落とされたのか、餌として幼虫に食べられたのでしょうか?
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羽化した後の蛹の殻(飼育中)

現地で、地衣類の付いた幹に止まっている小さな蛾を探すのは至難の技でしょう。
疎林には、まだ幼虫のはいったミノも見られます、今なら長く飼育しなくても羽化が見られるかもしれませんよ。いかがですか。


久留米のG
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