三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
コガマ池の小蒲と小蛾
7月2日にコガマ池を覗いたら、コガマの穂が出始めていました。穂の先の方が雄花のまとまり(雄花穂:ゆうかすい)で、すぐ下の薄緑のまとまりが雌花(雌花穂:しかすい)です。
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早く出た穂  雌花穂(まだ開花前か) 雄花穂(もう花粉をとばしていた)

雄花から飛ばされる花粉は、「穂黄蒲黄:ほおう」と呼ばれ、傷やヤケドの薬として古くから用いられていたそうです。古事記の「因幡の白ウサギ」の話に出てくる「蒲の穂わた」と後に歌われているのは、本当はこの雄花の花粉だそうで、秋に熟れてできる雌花の穂のワタ状のものではないとのことですよ。
7月8日レインボーさんのご指摘で、上文章1行目、穂黄を蒲黄と訂正いたしました。レインボーさん、ありがとうございました。

去年のコガマの穂も並べて写真を撮ってみましたので、新旧を比べてみてください。
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古い穂と今年の穂2本

それから2015年2月の観察会にお出でだった方へ、記憶力テストです。
刈り捨てられていた蒲の穂を分解していたら、蛾の幼虫が出てきたのを覚えておられますか。
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穂の中から出てきた蛾の幼虫

その後すぐ、穂を数本持ち帰り容器に入れていたら、その年の6月初めに小さな蛾が羽化してきました。いろいろ調べてみると、ガマトガリホソガというカザリバガ科の蛾のようでした。

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蛾の成虫(開長20mm)   蒲の穂綿と蛹の殻

専門の方に確認をお願いしたのですが、なかなか返事がもらえず今日に至りました。それで同定はあきらめて、遅れましたが、皆さんにこんな蛾がでましたという事だけをお知らせしておきたいと思います。

久留米のG

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