FC2ブログ

三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
気まぐれ生物写真集
例によって久々に季節の生き物写真を羅列しまーす。
今こんな様子が見られますよーというやつです。
この2週間ほどの間に福岡と隣県あたりで撮った割と身近なものです。

まずは最も身近な冬の鳥のひとつ、ツグミ。
三国ではもちろん、春日原でも見られますんで割とどこででも見られると思います。
1801tsugumi0081.jpg 1801tsugumi0097.jpg
ヒヨドリくらいの割と大きな小鳥(変な言い方ですけど)でシベリアなど北の方で繁殖して、秋遅めに渡ってきて春になるとまた戻って行くというサイクルで生活しているようです。少なくとも福岡では純然たる「冬鳥」と言えるかと。
肉がとってもおいしいらしく、ちょっと前まではよく食用にされていました。
私も1度食べてみたい。

「続きを読む」をクリックしてその他もご覧ください。

ちょっとだけ野辺山辺に行くと、シロハラやモズなんかも見られます。
1802shiroharam0364.jpg 1802mozum0367.jpg
シロハラもツグミの仲間で大きめの小鳥。これまた福岡では冬鳥。
群れないでそれぞれ単独で生活している印象が強く、他に鳥の気配が感じられないような場所でもミミズなど地面近くの肉を求めて枯葉などをガサガサ除けながら歩き回る性質があります。↑の写真もそのガサガサの合間のものです。
モズは年中見られる鳥です。写真でもわかるように嘴の様子が猛禽そのものでして、ツグミの仲間よりさらに肉食系。
普段はバッタやカエルなど小さな生餌を求めますが、たまにスズメなど自分と同じようなサイズのものも狙います。
仕留めた獲物をすぐ食べずに枝先など尖ったところに刺して放置しておく「ハヤニエ」と呼ばれる独特の習性でも知られています。
今時分の寒い頃はあまり鳴かずにうろうろしている感じでしょうか。そろそろ繁殖活動が見られて面白いですよ。

こちらはノスリ。これも福岡では冬鳥。三国の歴史資料館あたりでも複数越冬しているようです。
1802nosuri0341.jpg 1802nosuri0339.jpg 1802nosuri0265.jpg
1802nosuri0266.jpg 1802tobi0307.jpg
越冬時期は特に、鳥も止まっている時間の方が遥かに長いのですが、このノスリは腹側が白っぽいため、物理的に見えるところに止まっていると、遠くからでも「あっ、ノスリ!」ってなことになることもよくあります。
時々飛び立って、田畑や林の縁などの上空を旋回して生餌を探し、気になるものがあれば羽ばたきながら、あるいは風を利用して凧のように滞空して狙いを定めます。急降下したりフワッと落ちるように降りてネズミやモグラを捕食することが多いようです。他の鳥を獲物にすることもあったりしますが、捕まえるとその場で食べる仕組のようで、獲物を持ち運ばないため、なかなか実際の獲物が見えにくいタイプでもあります。
トビ(↑下段右)と同じくらいの体重だと思いますが、飛ぶ時の羽はトビより翼が短くて幅広、尾羽がきれいな扇型(トビは中央が凹む)、胴に腹巻のような黒っぽい模様があって、翼の肩に黒っぽい紋があるように見えます。下側がクリーム色っぽい白なんで、それが見えたらトビでないとすぐわかります。ちなみに同様に下面が白いミサゴは翼がカモメみたいに長く見え、頭も白いのが目立ちます。

三国でもお馴染みと言えばカシラダカも見られることがあります。
1802kashiradaka0351.jpg 1802kashiradaka0349.jpg
ホオジロの仲間ですがカシラダカは福岡では冬鳥。名前の通り頭の羽毛が立っていて、頭が高く見えます。
同じ仲間のミヤマホオジロも冬にやってきて、似ていますが、カシラダカは茶色と白(北へ帰る4月-5月頃には♂の頭は真っ黒になったりしますが)、ミヤマホオジロは茶色と黄色またはクリーム色のため、一見したコントラストがカシラダカの方がより強く、ミヤマホオジロの方がやさしいホワッとした印象になるかなと。他にも模様の違いがあれこれありますが、背中というか腰の上面というか、畳んだ翼の下が見えたら、ミヤマホオジロは明るめの灰色、カシラダカは茶色に白っぽい線の鱗模様と何も考えなくてもわかります。なかなかそうは行かんもんですが。
田畑や明るめの草地の地面で植物性のものをひたすら食べている印象です。危険を察知すると写真のように高い木に避難してほとぼりがさめるとまた降りる感じですね。

そしてこちらはジョウビタキ。これは都市部の住宅の庭なんかにも来ることがある冬の鳥です。
今回は♀ばっかり並びました。たまたまそうなりました。
1802jobitakif_aomoji0171.jpg 1802jobitakif0296.jpg 1802jobitakif0187.jpg
とても寒く風も強い時期の写真ですが、そういうときはほとんど鳴かずに地味な動きで生活していますので、比較的気付きにくいかもしれません。ヒタキ(火焚)の仲間で、名前の由来でもある火打石のようなカカッカといった声とバイクのウィンカーのようなヒッヒッヒを組み合わせて鳴きます(囀りは結構歌うみたいですが福岡では越冬中しか会えまえんのでほとんど聞けません)。
地面に近いところでクモや小さな昆虫など動物性のものも、草木の実もどちらもよく食べているようです。

水辺には冬(秋から春の頃)らしくカモの仲間もやってきています。
1802kogamom_flying0237.jpg
水辺と言っておいて水が写ってない写真を出してすみません。コガモ♂が飛んでる写真です。
なかなかコガモをこんなふうに撮れんもんで。水も滴るイイ男でしょ?
コガモと言ってもこれは大人。種名です。紛らわしい名前で重ねてゴメンナサイ。
ほとんどのカモは福岡では冬だけの鳥で、コガモもそうです。

鳥ばっかりでもナンですから他のものも。
三国でもお馴染みニホンアカガエルの卵があちこちで見られるようになりました(↓左の写真)。
1802akagaeru_tamago0416.jpg 1802kasumisanshouo_tamago0414.jpg
早いものは12月から産卵し、3月頃までダラダラと産卵期が続きます。ニホンアカガエルの場合、大きめの池やたまたまできた車の轍の一時的な水溜りまで水の流れがないようなところならどこでも産んでます。こういったスタイルで全滅も防げる仕組になっているのだろうと思います。産卵自体は夜のうちに行われますんで、成体の姿はあまり発見できません。
割とすぐにオタマジャクシになって過ごし、5-6月頃に数ミリの尻尾付黄金カエルになって上陸して、あとは水辺でなく基本、陸地生活ですから、野山でバッタリ見かけることになります。
その他のアマガエル、ウシガエルなどはまだ冬眠中で、もう少し温かくなってから産卵の時期が始まります。
ついでに、三国ではもう見ることがないかもしれませんが、カスミサンショウウオの卵も上げました(↑写真右)。
これもニホンアカガエル同様両生類で、産卵時期も場所も流れのないようなところと性質がカブってます。
おそらく三国でも福岡都市圏のまわりなどにも生息していたのではと思いますが、もうほとんどいなくなったものかと。
まだ隣県では「いるところにはたくさんいる」ものです。
野山が切り開かれ宅地などに開発されたら割と早く絶滅するのがサンショウウオの仲間かもしれませんね。
サンショウウオと言うと巨大なオオサンショウウオを連想する人が多いと思いますが、その他のサンショウウオは10cm以下程度の小さなものでして、実はまだ何とか身近な両生類でもあります。どの種も成体はとても深くて美しい姿です。

最後に珍しく風景写真をどうぞ。
1802eboshijima0244.jpg
2/7に撮ったものですが、「まーきれいな海と島」と思った方、ちょっと待った!
中央の灯台がある島(烏帽子島)とその右側に大きめの島(小呂島)がくっきりと見えると思います。
で、烏帽子島の左側の水平線の上にうっすらと稜線が見えませんか?(見えることにしてください!)
実はこれが沖ノ島なんです。見えてたんです。その距離何と80km超!
三国からだと佐世保、阿蘇、由布岳、宇佐、小野田といった距離に匹敵します。
ちなみに烏帽子島まで20km、小呂島は40kmの距離のところから見ました。
場所がわかっちまいますね(笑)。
こんなに見通しが良い日も年に数日あるかどうかですね。

○管理人M
自然観察全般 | コメント(1) |permalink
<< タカ日和 | home |  >>
Comment

管理者にだけ表示
管理人様  ずっとお疲れ様でした。
気まぐれ生物写真集ありがとうございました。調査地で撮られたものですね。三国でもお馴染みの生きものたち、海の風景も素敵です。
2018/02/20 Tue| URL | 代表M [ edit ]
| home |