三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
ツマキシャチホコその後
ツマキシャチホコは6月20日には脱皮をして、2齢になっていました。
ツマキシャチホコ2齢-2 ツマキシャチホコ2齢-3

シャチホコのように、芋虫の両端を上に持ち上げて、その後すぐに葉に体をつけるというのを、集団で1枚の葉にいるものがそろって行います。そしてその動きは別の葉にいるものにつたわり、サッカー場で何度もウエーブするような形で行います。つまり威嚇です。集団でいるアブラムシが行う威嚇と似ています。

この夕方、捕食者の一番のりが現れました。ヒラタアトキリゴミムシです。
ツマキシャチホコ 捕食者 ヒラタアトキリゴミムシ-6
捕食するところはみることが出来ませんでした。どうもこのアトキリゴミムシは団体さん狙いのようです。(イラガ、チャドクガなど)

3齢幼虫になると、葉を直接かじります。そして、もりもり食べて葉の主脈を残すだけになります。
ツマキシャチホコ3齢になったばかり食痕5 ツマキシャチホコ3齢食痕-7

ところが、次の日になると、数がぐっと減ってしまいました。
この幼虫のいる枝にいた捕食者らしいカマキリ、そして、ヤブキリです。
ツマキシャチホコ 捕食者 カマキリ-8 ツマキシャチホコ 捕食者 ヤブキリ-9

6月25日には、幼虫は10匹くらいになってしまいました。
その後、丸坊主になる葉もなく、幼虫も見つかりません。 結局捕食されてしまったのだろうと思いました。

代表M





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久しぶりに哺乳類~
よー雨の降るこってす。もういわゆる梅雨というものはなくなったと言って良さそうですね。少なくとも別物です。
そんな雨の日に見られたニホンザルの写真をどうぞ!
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山の急斜面に立つ木々の中に大きなタブノキ(?)があって、少なくとも5頭が約1時間お食事。実か新芽かよくわかりませんでしたが、かなり執着を持ってこの木にいました。
谷底から20mくらいの高さに木が生えていて、樹高は10m以上。そんなところをほんの数秒で登ってしまうんですね。降りるのなんて上手に落ちて行くからもっと早い。圧倒的な運動神経でした。縦横無尽に木の中を行き来して時々見える感じ。小競り合いもあったりしました。
ちなみに私は150mほど離れた橋の上。とっても暗くてなかなか写真が撮れず。
まあ、ホンモノの野生のサルの生活の一端をご覧ください。

○管理人M
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643個の卵
6月4日、庭のコナラの葉裏の白い小さな卵です。643個もあります。 
643個の卵-1

実は前の晩、ツマキシャチホコがこの葉に丁寧に卵を産んでいました。産んでいる時は、まさかこんな数になるなんて、思ってもいませんでした。驚きです。
ツマキシャチホコの産卵-2 ツマキシャチホコの産卵-3

そのうち寄生蜂にやられてしまうだろうと思っていたのですが、6月16日にちょうど孵化していました。こういう団体さんを見ると、きゃ~という人もいますが・・・・嫌いな方ごめんなさい。  まだ卵の殻をたべているものもいます。こういう集合した卵から孵化した幼虫は、他人の卵の殻は食べないんでしょうか? 赤ちゃんでもちゃんと鯱(シャチホコガの名前の由来)らしく反り返っています。 1匹だけ、1日遅れで孵化しましたが、卵はすべ孵りました。つまり、643匹の幼虫になったということです。
ツマキシャチホコ孵化-4 ツマキシャチホコ孵化幼虫-5

17日朝には、葉表や葉裏の表皮が齧られていました。このときは幼虫は葉3枚に分かれていました。
ツマキシャチホコ孵化幼虫-6

みんなで並んで葉の端から食べ進みます。葉を動かすと、あわてて葉裏に避難。しばらくじっとしていますが、また葉を触ると、慌て者というか、すばしこい者というのか、数匹がブラ~ンとぶら下がります。
ツマキシャチホコ孵化幼虫-7 ツマキシャチホコ孵化幼虫-8

このまますべてが大きくなるわけではありませんが、彼らはいったいどのくらい葉を食い尽くすのでしょうか。しばらく観察してみようと思います。

代表M





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キヌガサタケ発見
6月6日午前7時頃、高良大社近くの竹林のわきでキヌガサタケ(高さ25cm)に出遭いました。でも、もう、少しくずれかけているようでした。
RIMG2052.jpg RIMG2051.jpg

世界大百科事典によると、「ヨーロッパを除くほとんど全世界に分布するスッポンタケ科のキノコ。また、全菌類中一番高等であり、また一番美しいものとされている。初めは、直径3~4cm位の卵型の袋に納まっているが、伸びると、上からかさ、マント、柄、つぼの4部分に分かれ、全体は蝋細工のようである。柄は、つぼから直出し、高さ10~20cmで純白色、中空で多数の多角形の小室からなる。かさは、鐘状で表面に大型の網目があり、強い匂いの粘液で覆われている。

このキノコの著しい特徴はマントであって、かさの内側の柄の上端に近いところから出て、マント状に広がりほとんど地面に接する。マントは、レース細工のような美しい多角形の網目がある。植物世界中で一番成長の速いのは、このマントの伸びる早さである。なお、中国ではチューションといい、粘液やつぼを除いて乾かした物が珍重され、スープにいれる。」などと記載されています。
かさの表面の粘液中では胞子が形成され、匂いで集められたハエなどにより運ばれるのだそうです。

その日の夕方、再度見に行ったらマントはなく柄も倒れ、全体が崩れてしまっていました。
RIMG2049.jpg


キヌガサタケは、主に竹林に発生するそうで、腐った竹材に二次的に寄生しているそうです。少し手入れの悪い竹林に、雨の後の早朝に行くと見つかるかもしれませんよ。(梅雨と秋雨の頃)

久留米のMICCHAN

キノコ | コメント(1) |permalink
ナラミウスタマフシ
5月の半ば、コナラの小さなどんぐりの形が変でした。右画像の正常な実にくらべると、少し肥大しています。
ナラミウスタマフシ-3 正常なドングリ

この変な形のドングリを楊枝で触ってみたら、突先の手前がスカスカの空洞になっていました。虫が食べたか、あるいは、虫こぶでタマバチでも育って出たのかもしれないと思っていました。

ところが、先日の雨の日、変な形のものから緑色のものが出ているのに気がつきました。ナラミウスタマフシ(タマバチ)の虫こぶが姿を現したところでした。一度見たかった虫こぶです。なるほど、臼のような形をしています。
ナラミウスタマフシ ナラミウスタマフシ-5

この虫こぶがまだ小さい時には、ドングリの先端はしぼんだ形をしていますが、先端付近は空洞なので、ドングリの中で虫こぶがどんどん大きくなれるというわけです。そして、ドングリの形がなんとなく中の虫こぶの形になり、ある日、ドングリより大きくなったために外側が引き裂かれて、虫こぶが姿を現すというわけです。

地面には緑色のナラミウスタマフシの虫こぶが落ちていました。枝にはすでに無残な形になったドングリがいくつもあります。今年のこのコナラのドングリは沢山この虫こぶになっているので、もっと数があっていいはずなのに、なかなか見つかりません。
ナラミウスタマフシ-6 ナラミウスタマフシ-8

せっかくなので、モスの上にナラミウスタマフシをおいて経過を見ることにしました。すると、一昨日置いたこの虫こぶが茶色になっていました。緑のきれいな色は、ほんの一時、それで、コナラの下を見ても、なかなか見つからなかったのだとわかりました。
ナラミウスタマフシ-7

昨年はこのコナラのドングリでハイイロチョッキリが産卵していました。ドングリがこんな小さなうちに駄目になるということは、ハイイロチョッキリにとっては災難です。庭のドングリなので、大型動物が餌とすることはないのですが、里山などで、こういったことがおこると、餌不足ということにもなりそうです。

代表M




虫こぶ | コメント(0) |permalink
6月4日の観察会
雨の予報で、参加者は少なめ。でもいつもの方々がいらっしゃいました。
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レインボーさんが見せてくださったコガマの穂の花とアラカシについたコマユバチらしい繭です。繭は芸術作品ですね。
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ヨシノボリの溝の人工湿地です。堰を作っても、自然の力にはかないません。水は堰を作る前と同じ低さです。湿地の周りでは、イヌクグが目だっていました。湿地内の植物も、遷移で随分変わってきました。 私はここまでの参加でした。
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その後西の疎林から北周りで観察されたとのこと。レインボーさんからの画像です。樹液にはヨツボシケシキスイ、ヤモリの団地では、卵を守るように親が、スイカズラの花もきれいですね。
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参加された皆さん、ありがとうございました。

代表M





自然観察全般 | コメント(0) |permalink
初夏から中夏
初夏とかいう言い方は旧暦(太陰暦)のもので馴染があるようなないようなだと思いますが、立春が節分の頃、立秋がお盆前と思っておけばあとは3か月ごとに春夏秋冬が、さらに1ヶ月ごとに初、中、晩と割り振ってあるだけでだいたい全部です。
「中秋の名月」というのが一番親しみのある使われ方というか今も残っている名残でしょうか。
普通に都会生活をする上では使わなくてもいい定規かもしれませんが、都会だろうが田舎だろうが森だろうが海だろうが地球と野生は回っていて、そういうことの上に都会生活が成り立っているわけですから、知っていて損はないものですよ。
実際野生生物の暮らしを見ていると、まさにそんな定規が当てはまることもよくあります。

ちゅうわけで、今は6月初旬ですから、定規的には5/8頃に夏になって(立夏)ひと月経ったわけだから中夏になる頃だということになるわけです。夏と言えば多くの生物の繁殖期。そんな中でたまたま写真が撮れた虫たちの様子をどうぞ。
1605jokaibon9915.jpg 1605nanahoshitento9898.jpg 1605yamatoshiriagef9884.jpg
1605niwahanmyos0089.jpg 1605chabaneseseri_suimodoshi9468.jpg 1605kagero9212.jpg
○管理人M
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