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三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
セイヨウヒキヨモギ
続けての登場お許しください。
昨日、久留米市善導寺の筑後川河川敷の自転車専用道脇で黄色の群落を見つけました。
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近寄って見ると、初めて見る花でした。
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図鑑によると、1973年に千葉県で初見された外来の植物で、関東以西で増殖中とありました。
この種は、特徴的な草地植生が残る河川敷や砂丘などに侵入している、半寄生(葉緑素を持ちながら寄生)の一年草で、ヨーロッパ西部原産だそうです。

草丈30~50cm程度で、茎は直立し茎葉には腺毛が生え、触るとべたつくのがわかります。葉はやや厚く、茎の上部では互生し、下部では対生するようです。
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5月から6月にかけて、上部の葉腋から唇形で花冠は黄色で下唇が三裂した花を咲かせます。

従属栄養植物を研究されている末次健司氏に尋ねたところ、
帰化植物でありながら、日本在来の植物を区別することなく宿主として利用しているそうです。
その中でも、マメ科やイネ科の根に多くの吸器を吸着させており一定の選好性を持つという事を教えて頂きました。

そして彼の研究で、セイヨウヒキヨモギがマメ科・イネ科植物に選択的に寄生することで、マメ科・イネ科の群落内での競争力を低下させ、
結果的にその他の植物種の成長を助けるという意味で植物群集に影響を与えているという事がわかり、
高く評価されているようです(京大学術情報リポジトリ2014年)。

皆さんも、近くの河川敷の草地に行ってこの花を探してみてください。

久留米のG



久留米のG様 面白い記事の投稿ありがとうござました。
セイヨウヒキヨモギ、どんどん増えているようですね。

昨年の6月の観察会時に、一部の皆さんには紹介しておりましたので、その時の画像貼り付けます。

このセイヨウヒキヨモギは、希みが丘の住宅予定地で群生していたものです。根を掘ってみると、左のヒキヨモギは、イネ科のコメヌカススキ?に寄生していました。根っこが繋がっているのがわかるでしょうか。
拡大してみると、少し茶色っぽい根のセイヨウヒキヨモギの一部に肥大した丸いものがあり、それが少し薄い色のイネ科の根をくわえているように見えました。この丸っぽいものが吸器と思われます。
寄生しているセイヨウヒキヨモギ-1 セイヨウヒキヨモギ吸器-2

人の目に触れない地下茎でこんなことが起こっているなんて、大変興味深いことですね。

代表M
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カタルパの木(アメリカキササゲ)Catalpa bignonioides
久留米市御井町の、高良大社参道口(高速道をくぐってすぐの道沿い右側)にある、カタルパの木に白い花が咲き始めました。

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この木は、明治期に同志社大学の創立者新島襄がアメリカから種を取り寄せ、ゆかりの人に贈ったとされております。
1880年に新島が久留米を訪れたという記録があり、その時本人が残したものだと言い伝えらています。
木の側には説明書きの看板が、同大OBのグループにより設置されています。看板には、学名からなのでしょう、カタルパの木と書かれています。

アメリカキササゲ(標準和名)はノウゼンカズラ科で、北米南部原産の樹高6~18mになる、落葉高木です。
花期は6~7月、白色で濃紫色の筋の入った釣鐘型の花を枝端に総状につけます。秋には、30cm位の莢が下垂します。
葉には長い柄があり、卵形(卵心形)で全縁か浅く三裂してます。

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只今咲き始めですので、興味のある方は早めにご覧ください。

久留米のG
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暦の上では夏になりました
観察会が5/7、立夏が5/5でしたので、夏になりたての観察会だったということになりますね。
私は今年出稼ぎが鮨詰め状態で、10分の1も福岡に居ない惨状でございます。
特に4月から5月は無茶苦茶でして、ほぼ出たまま(涙)。
自然観察もこげんなったら体に悪いですから、決してマネしないでください(苦笑)。
そんな五月の身近な野生の写真をどうぞー。もちろん手抜きです。すみませーん。
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○アマサギが夏を過ごしに渡ってきています
○ハチクマが渡っています(多くは通過して東へ)
○サシバも渡ってきました(福岡でも夏を過ごすのがいます)
○ヒバリは繁殖の季節を迎え目立つようになりました
○ホオジロは子育て中で忙しいようです

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○ユキノシタやスイカズラなど多くの花が咲いています

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○多くのオトシブミの仲間が越冬明けで産卵中です
○ニワハンミョウが走り回って狩りをするのが目立つようになりました
○マガリケムシヒキがよく見られます
○カワトンボもよく見られます
○ダビドサナエなどサナエトンボも目立ってきました
○ダイミョウセセリも目立ちます
○アサギマダラが北上しています

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○雨の日にはイモリが歩き回って相手を探しています
○シュレーゲルアオガエルやヌマガエル、ツチガエルなどカエルの声も増えています
○写真はないけどアナグマなど哺乳類も昼間見られることが多くなりました
○これまた写真はないけどヘビやカメといった爬虫類の姿も増えてきました

といったところです。それぞれの生き物が子孫を残す活動が目立つ時期ですね。
早めに気付いてあげて遠目から観察するのを頭に置くべき時期とも言えます。
ちなみに↑のホオジロは子育ての場に近づいた私に抗議する様子ですが、仕事でもすぐ離れました。
そんなこんなを踏まえて近くを散策してあれこれ観察しましょう!

○管理人M
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続・5月7日の観察会
観察会の画像をいただきましたので、少しご紹介します。

W稲さんからです。
駅からの小道で、ムラサキシジミ。成虫で越冬したチョウです。コナラやイチイガシ、アラカシなどの新芽~若葉を食べて次世代が育ちます。
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里に出られたそうですが、この場所には、モンキアゲハが何度もやってきたそうです。大好きなノアザミの蜜もありますし、風もあまりあたらない温かな場所、チョウの種類も増えてきました。
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里の花々もとてもきれいですね。 法のあるところなどにタツナミソウの仲間、湿気の多いところにアゼムシロ。
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M木さんからも画像をいただきました。 ジョロウグモの孵化集団、円居です。孵化してしばらくはこのまま集団ですごしますが、何かをきっかけに、それぞれ独り立ちしていきます。 かなり高いところを飛んだ猛禽、ハチクマのようです。今渡りの最盛期、皆さんも空を見上げてみませんか?
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W稲さん、M木さん、ありがとうございました。

代表M


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5月7日の観察会
晴れの予報でしたが、結構雲に覆われた朝でした。私は、はじまりの時だけの参加で、申し訳ありません。三沢の森林からは、キビタキの声が響いていました。この季節の音は嬉しいものでした。
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今日は里に出られたようですよ。初めて参加された方もいらっしゃいましたが、きっと楽しまれたことと思います。

そうそう、夕方レインボーさんから新聞記事のコピーをいただきました。樟脳を作っていらっしゃる方のお話です。読んでくださいね。
樟脳の新聞記事

参加された皆さん、ありがとうございました。

代表M
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