三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
赤い花とクリーム色の花
高良山で木に咲く花を見つけました。赤い花は、地上2~4m辺りの高さの葉陰にちらちらと見えてました。初めて見た花でしたが、図鑑でイヌガシとわかりました。
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イヌガシは、名前に反してクスノキ科シロダモ属で、その特徴である葉の三行脈がみられます。
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クスノキの仲間としては珍しく赤い花をつけ、雌雄異株でした。画像は雌株のようで、雄株は雄しべがもっと元気よく飛び出して見えるようです。
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葉は互生ですが、枝先に集まって付いています。
葉だけの時期では、シロダモやヤブニッケイとの区別が難しそうです。

それから、クリーム色の花は三国の桜のトンネルの、弥生の丘への分かれ道あたりにもある、ニワトコです。
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三国では、花を見たことがありませんでした。
ニワトコは、スイカズラ科ニワトコ属で、根元から勢いのある太い茎が出て株立ちになります。
葉は、2~4対の小葉をもつ複葉です。果実は5月の終わりには赤く熟してきれいだそうです。
三国の大株は、今冬の寒さで枯れているようですが、下の方から新芽がのぞいていました。

あちこちに咲く野生の花も、今から沢山見られると思いますので、皆さん桜ばかりに目を奪われないように。

久留米のG




久留米のG様 投稿ありがとうございました。
ニワトコの実、私は昨年の2015年5月27日の桜のトンネルで初めて見ることができました。ここに貼り付けておきます。
ニワトコ実-1

時期を変えて何度も歩くことで、植物の色んな形が見えてきますね。

代表M

――勝手に連動2(?) by 管理人M――
ということで、♂の方を貼っときますです。2週間前に長崎県で撮ったものです。
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今の時期独特の赤い花が気になりますよね、久留米のGさん。私も同じように気になって覚えました。でも、私はいつも「イヌガシ」の名前が出てくる前に「あっ、赤い花の、カシの仲間じゃないのにカシが名につくやつ。えーっと、アカガシ?いやいやアカガシはカシの仲間で赤い花じゃない方だから、えーっと、えーっと イヌガシ!」という風に毎年1発目には往生してます(爆)。つまり花の時期だけ特に反応しよるだけですばってん。
植物 | コメント(1) |permalink
春分の三国
連投すんません。
早いものでもう春分。だいたい春の真ん中ですね。三国をうろついてみました。
2週間ほど前の観察会の時と比べてそれほど変わったところはありませんが、やっぱり少し暖かい季節に移っているようです。
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春にだけ咲く花や春にだけ出現する植物なんかをスプリングエフェメラルなどと呼んだりしますが、直訳すると「春の1日屋」となりますから、植物だけでなく虫などにも広く使うときもあったりします。写真の3つはそれに該当すると思います。
フデリンドウはもう少しで花をつけそうな状態、ムラサキケマンは花盛りに入るようです。また、ビロードツリアブも出てました。
まさに春盛りの感じになっています。

一方、春だけでなく、これから暖かい季節に見られるチョウやガ、ハチなど昆虫もよく見られるように。
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↑左はルリシジミ、右はアゲハチョウ。アゲハチョウは今季初でしたがたまたま撮れました。とても新鮮で今日羽化したんでしょう。
この他モンシロチョウ、キチョウもヒラヒラ。成虫で越冬するルリタテハやヒメアカタテハも見られました。

鳥は植物や昆虫などよりも少し遅いペースで推移しますが、ツグミやシロハラ、ビンズイ、アトリ、カシラダカなど冬の鳥がまだ普通に見られました。
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三国へ向かう途中に車からは何羽かツバメが見えたのですが、三国では会いませんでした。
プチ特集したミサゴは魚を持って飛んでいましたし、ハイタカは50mくらいの低空を必死に羽ばたきながら北西へ渡っていたようです。
ソメイヨシノは咲き始めくらいでしたが園芸モノは担当でありませんのでスルー(笑)。
暖かくなりましたし、ちょっとうろついて深呼吸するだけでも気持いいですね。

○管理人M
自然観察全般 | コメント(2) |permalink
コジュケイ
コジュケイ
家の近くで「チョットコーイ」の鳴き声がします。
近くにコジュケイがいる様です。
今までもコジュケイの鳴き声を聞く事はありましたが、
姿を見る事はありませんでした。
今回もムダとは思いながら、2階から外を捜すと・・・いました。
ニワトリみたいなのが2羽エサを漁っていました。
初めて観察できて大喜びしてました。
YouTubeにアップしました。
動画自然詩 コジュケイ
https://www.youtube.com/watch?v=W9AmyzDgjck

kunio
野鳥 | コメント(2) |permalink
春の鳥
春3月になり野鳥の中には繁殖のシーズンに入っているのもいます。
タカの仲間で魚をダイビングして捕って生計を立てるミサゴもそのひとつ。三国でもよく見られてますね。
ミサゴは海辺の岩の上や大きな木の上、あるいは電線鉄塔などに巣を作ります。
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始めは大きな枝をへし折って運び、だんだん小さな枝を運ぶようになって、最後は草やワラ、ロープの切れ端など柔らかいものを運んでは嘴で整えて卵を産みます。
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1か月強ほどで雛が孵り、それからさらに1か月ほどで巣立ち。
3月後半の今頃そろそろ卵を産んで♀はほとんど巣に座るような時期です。
♂は♀の分も餌を捕って運びます。雛が孵ると雛の分もとなりますから忙しくなります。

どこにでもいるトビもまた同じように営巣に入っています。基本的に渡る必要のない種がそんな時期ということになります。
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一方、渡りをしなければならない連中は北へ帰ってから繁殖に入りますが、越冬に飛来していたハイタカ、ノスリ、チョウゲンボウなどはどんどん北へ渡っています。福岡だとハイタカは唐津、波止岬あたりから壱岐、対馬を伝って朝鮮半島へ、ノスリは大分佐賀関から四国へ渡るのが大きな流れのようです。
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4月に入るとサシバが南から戻ってきて、5月に入るとハチクマも戻ってきます。

ほかの鳥たちも営巣に入っているものもあり、まだ越冬中でそろそろ北へ移動を始めたものもあり、ツバメのようにもうやってきた夏の鳥もいて、いろんな鳥が入り乱れて面白い時期です。
冬の鳥はまだいるかなー、夏の鳥は来たかなー、カラスが枝くわえてるなーとか思って眺めてみるとより楽しいですよー。

○管理人M
野鳥 | コメント(2) |permalink
ナラメカイメンタマフシを襲ったヤマガラ
庭のコナラでヤマガラが枝にぶら下がっています。嫌な予感です。

マーキングしていた枝にぶら下がり、先日紹介した虫こぶ、ナラメカイメンタマフシをくわえました。
ヤマガラ・ナラメカイメンタマフシ-1 ヤマガラ・ナラメカイメンタマフシ-2 ヤマガラ・ナラメカイメンタマフシ-3

この虫こぶは、とても硬いのですが、例のごとく、横枝にとまって、脚にはさんで、中身をほじくりだしていました。この中には3匹くらいタマバチが入っています。
ヤマガラ・ナラメカイメンタマフシ-4

以前から突然この虫こぶがなくなるのは気づいていたのですが、現場を目撃したのは、初めてでした。

代表M
虫こぶ | コメント(3) |permalink
ナラメムレトガリタマフシ
昨年の11月28日に、庭でコナラの虫こぶ、ナラメムレトガリタマフシを見つけました。とっても瑞々しくってきれいです。どんなハチがでてくるのか、網をかぶせていました。
ナラメムレトガリタマフシ-1

今年の2月21日、虫こぶが枯れてきたので、枝ごと室内で保管することに。3月、そろそろ出てくるかもと思ってプラケースの中に虫こぶだけを移しました。
ナラメムレトガリタマフシ-2

3月11日、ケース内に羽化したハチがチョコチョコ動き回っていました。しかも2匹。う~ん、ゴール形成蜂とは違うような・・・。この虫こぶでは1匹しか羽化しないはずです。同居蜂(虫こぶをつくる蜂の虫こぶに住み着いて、住処を奪うため、主の蜂が結局成長できなくなってしまう)っぽい感じです。
ナラメムレトガリタマフシから出てきたハチ-3

もう一つ虫こぶを。
観察会の後、花粉がすごくてほとんど篭っていました。昨日朝、久々に花粉少なそうだったので、庭にでてみると、毎年一番初めに開葉するコナラの枝の芽がもうこんなに膨らんでいました。
コナラ-4

それで、昨年11月20日にナラメカイメンタマバチが産卵していた芽を見ると、できていました。ナラメカイメンタマフシが。
ナラメカイメンタマバチの産卵-5 ナラメカイメンタマフシ-6

昨年の11月は、とても気温が高かったので、卵がだめになるんじゃないかと心配していました。
普段は芽全体がゴールになることが多いのですが、このゴールでは花芽や葉もできているようです。日当たりの良い枝の他のゴールも同じような感じです。植物の成長の方が卵の孵化よりも早く、ゴールに半分はならなかったということですね。でも、卵は思ったより高温にも強いのかもしれません。

代表M
虫こぶ | コメント(0) |permalink
3月5日の合同観察会
北筑後保健福祉事務所との合同観察会です。研修室で顔合わせです。
合同観察会-1

玄関で、すぐに観察スタート。芝生の上ではアトリやカワラヒワ、シロハラ、ツグミなど野鳥たちが何羽も餌採りをしていました。画像は南区のNさんからです。 
合同観察会n-2

とくに、ヤマモモの木の下にアトリが多く、わりと大きなものをくわえています。どうもヤマモモの実のようでしたが、食べるには大きすぎました。その場では寄れなかったのですが、観察会終了後、残っていたレインボーさんとヤマモモの木の下にいってみると、こんなものが沢山散らばっていました。種と種をわったものです。つまり、種の中身(右端画像の上部分)を食べていたのでした。小さな頃梅干の種の中身を食べていたことを思い出しました。
atori-1.jpg ヤマモモ種-1 ヤマモモ種中身-2

管理人さんの班です。 撮影はスタッフKさんです。
合同観察会m-3 合同観察会m-4

菰巻きの中には、クサギカメムシが2匹だけだったそうです。何しろ急に暖かになりましたので、出てしまったものも多いのではと思いました。 暖かいので、チョウやアマガエルも出ていました。 
クサギカメムシ-7 アマガエル-10

カチガラスさんの班です。画像は再びNさんです。 枯れ木の穴に小さなドングリが。野鳥が貯食したものですね。野鳥が穴にドングリを隠す様子を想像してみました。 こちらの菰巻きには、クモが2種、アリグモとキンイロエビグモが入っていました。アリグモを初めて観察された方はアリとそっくりの姿に驚かれていました。
合同観察会n-5 合同観察会m-5 ドングリがこんなところに-4

アリグモ-6 キンイロエビグモ-4 (2)

こちらはツクシの胞子です。ファーブルで動いているところを観察できましたが、少しわかりにくかったので、帰ってから映像を撮ってみました。ツクシから出てすぐの胞子は丸まっていますが、すぐに乾燥が始まり、弾糸というものを開き始めます。乾燥しすぎると弾糸は外れてしまうようでした。風に乗る仕組みでしょうかね。
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P3060026ツクシ胞子と弾糸

最後に生態ピラミッドのことを少し考えていただきました。
P3050065生態ピラミッド1

参加された皆様、ありがとうございました。

代表M

観察会 | コメント(0) |permalink
野鳥の食事
野鳥たちの食事を少し・・・

まずはお馴染みのヤマガラです。秋に落下したエゴノキの実の中を食べています。
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ホオジロの♀がくわえたのは、ノイバラの開く前の閉じた新芽、何度もついばんでいました。分かりにくい画像ですみません。
hoojiro-2.jpg

ミヤマホオジロ御一行、♂が何か草の実か種のようなものをくわえています。これまた分かりにくい画像です。
miyamahojiro-3.jpg

ムクドリが探し出したのは、大きな蛾の蛹でした。スズメガあたりかもしれません。そのままパクリとは難しく、どうも中身を突いて食べているようでした。
mukudori-10.jpg

シロハラが地面から穿り出したのはミミズ、嘴にくわえては、カッと嘴を開いて飲み込んでいました。
shirohara-4.jpg shirohara-5.jpg shirohara-6.jpg

こちらはヒヨドリ。冬の間、マンリョウの実を食べに庭に来ていましたが、最近はクロガネモチの実に。この木の中に十数羽入っていました。そして、時々庭に現れては、スイカズラの葉、さくらんぼの蕾、グミの新芽をパクリ、パクリ、パクリです。
hiyodori-9.jpg hiyodori-7.jpg hiyodori-8.jpg

クロガネモチの実には、12月になると、ニッポンオナガコバチが次々に羽化をします。画像は実の上で頭の見えている♀の羽化を待っている♂バチです。
niponnonagakobachi-11.jpg
いったいなんで、寒い冬を実の中ですごさないで、羽化するんだろうと不思議だったのですが、野鳥から食害されるのを避けているのかもしれないですね。冬の初め、実は赤くても、まだヒヨドリにとっては旬の味にはなっていない、ということかも。そんなことをクロガネモチの実にたかるヒヨドリを見ながら思いました。

代表M
野鳥 | コメント(0) |permalink
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