三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
小春日和 のはずが
「小春日和」で連動しようと思って四王寺山にちょっと行ってみました。
が、上ったらすかさず雲が覆って風が出て肌寒く。
これと言って特別なこともなく、しかし平穏でのんびりとしてそれまた善しでした。
1411mejiro8520_A4.jpg 1411mejiro8522.jpg 1411hojirom8535.jpg
鳥は午前中の日差しのあるときに充分に活動したのか、時折控えめに木々の中から声が聞こえる程度でした。
やっと近くに出たのはカラスザンショウを食べに来たメジロ、それにホオジロの「ジロ」たち。
冬鳥は、ツグミ、シロハラ、マヒワ、ジョウビタキ、ルリビタキ、アオジ、ミヤマホオジロがいましたが、声は控えめにすれども一瞬チラッと見えるくらいで、写真を撮ろうと思う瞬間さえありませんでした。まあ、そんなんでも良かとです。
1411hinoki_brown8538.jpg 1411hinoki_brown8544.jpg
代表Mさんの記事にヒノキの黄色い葉のことがありましたんで、ヒノキもたくさん見てみました。
写真のように明るかったり暗かったりと色味は様々なものの、内側、幹側がだいたい茶色っぽくなって一部葉が落ちている時期のようでした。鮮やかな黄色は見つかりませんでした。
それにしても実はかなり多いようで、花粉症の方は拡大して見ない方が良いかもです。

ことのついでにプレゼントのお知らせです。
pr_image.jpg
つい魔が差して鳥のカレンダーを作ってみちまいました。
プリントして作ってみたら思いの外HiQuality(自画自賛ですんません)やったもんですから、木たる12月6日の観察会でご希望の方の中からお二人にプレゼントすることにしました。もう少し作製できればあとはご希望の方がいらっしゃれば販売できるかもしれません。
A5版(はがきの倍)で卓上でも壁吊でも使えるようになっとります。
「この辺でも見られる身近な鳥」をお題にこの2年くらいに撮った写真からいい加減にポンポン抜き出したものです。
もしアレやったらお楽しみにどうぞ。知らんかったフリして偶然を装っても構いまへん(笑)。

○管理人M
自然観察全般 | コメント(3) |permalink
小春日和
小春日和に誘われて少し歩いてきました。

弁財天のトゲシバリ、なんとか無事でした。といっても大きいもので2cmくらい。5mmくらいの若いものも入れて9株(株という数え方がいいのかどうかわかりませんが)。これ以上むしられなければいいのですが。
トゲシバリ

下におりてきて、ヒノキがなんだか変。この時期こんな色でしたっけ。それとも枯れてるんでしょうか? 枝に近い部分から変色しているみたい。
ヒノキ1  ヒノキ2

里の降り口では、柿の葉がとってもきれいでした。 紅色のイヌタデがそこここに、ムラサキシジミも日向ぼっこでした。
紅葉  ムラサキシジミ

水抜きしたため池の縁には、まだリスアカネやタイリクアカネなどが暖をとっていました。もう♀は見られなくって、どれも♂ばかり。遅く羽化したものたちかもしれません。
リスアカネ

ノスリも飛来。しばらく止まっていましたが、東の方へ飛び立っていきました。ノスリが溜池内に興味なさそうだったせいか、ヒドリガモも特にあわてた風もなく、またクサシギのご一行も水際で餌採りに夢中でした。
ノスリ  ヒドリガモ  クサシギ

池縁のネザサの中には、♂のキジの兄弟が地面をつついていました。1羽は私に気づいて、警戒しながら、小走りに移動。もう1羽は、じっとネザサの中に。警戒の仕方にも個性が見えました。
キジ

で、この画像の中にも誰かいます。わかりますか? 
誰かいますよ




⇒ 続きを読む
自然観察全般 | コメント(2) |permalink
ガガイモの実
11月16日、筑後川の左岸に続く「吉井久留米自転車道」沿線の大城橋付近で、樹脂製のフェンスに巻き付いて生っているゴーヤに似た小さな実をたくさん見つけました。
ガガイモ1

まだ、実の青いものや、もう割れて中身が飛んでしまったもの、実がつかずに葉がきれいなものなど、たくさん生えていました。
ガガイモ実2 ガガイモ実 
ガガイモ種


以前にこのブログ(2012.11.28 風に飛ぶ)で見ていたことを思い出し、「ガガイモの実」だとわかりました。

この蔓性の多年草(冬は地上部は枯れる)は、アサギマダラやジュウジナガカメムシの幼虫の食草のひとつです。葉をそっとひっくり返していたら、案の定ヒメジュウジナガカメムシ(体長8mmほど)が20頭ほどかたまっていました。
ヒメジュウジナガカメムシ
また、ガガイモの実は古事記にも登場する、昔から日本で知られた植物のようです。
「オオクニヌシが国づくりを始めるとき、出雲の海岸にアマノカガミの舟(天羅摩の舟)に乗った小さな神様(スクナヒコ:少名彦)がやってきて、それを手伝い、また常世の国へ帰って行った。」と記されているということです。その時使った舟がガガイモ(羅摩)の実を半分にしたものだったそうです。そしてスクナヒコは、のちに「一寸法師」として、おとぎ話にでてくる方だそうです。
舟


ところで、皆さんはガガイモの花を見たことがありますか。この花は、両性花だといわれてきましたが、2006年に雄花が混在(約40%)することが判明し、あわせて主な送粉者(ハラナガツチバチ)も確認されたそうです。興味のある方は、(ガガイモ 雄花)で検索してみてください。

ガガイモの実をみつけたことで、色々なことがわかり楽しい1日でした。

久留米のG
植物 | コメント(1) |permalink
「ナラ枯れ」ではありませんでした。
9月6日に、急速にコナラが枯れていく、という記事を載せておりましたが、先日調査をしてくださった「福岡県農林業総合試験場」の研究者の方から、連絡をいただきました。

急速に枯れたコナラ

コナラが衰弱した理由は、「根元に土を盛ったことにより木が衰弱枯死しした」とのこと。
ただし、キクイムシの一種も見つかっていたので、「カシノナガキクイムシではない」、という確認のために、(独)森林総合研究所九州支所(熊本市)の研究者の方にも現地に来ていただき、調査を行った結果、「日本全土にいるもので、ナラ枯れを引き起こすものではない」、ということが判明したそうです。

館の建設や隣接地での開発工事で、土砂を掘り下げ、それをまた盛土にするといったことが繰り返されていますので、今後も同じような事象があるかもしれませんね。ナラ枯れだと、ブナ科の多いこの地域は、困ったことになるのではと思っていましたが、安心しました。
「福岡県農林業総合試験場」及び、「(独)森林総合研究所九州支所(熊本市)」の研究員の皆様、ありがとうございました。

12月号の通信、付録には載せるスペースがありませんでしたので、それ以降のものに載せたいと思います。

代表M

自然観察全般 | コメント(4) |permalink
冬の三国つながり
管理人さんの記事のように、三国の池にもカモたちがやってきていますね。
M木さんのビオトープ、小さな池にはオオアオイトトンボの♀が一匹、じっととまっていました。 羽化したての頃の鮮やかなグリーンに比べると、老熟して地味な色合いになっています。池縁はトンボと正反対、ヌルデやハゼ、ヤマノイモなどで赤や黄色に彩られていました。
オオアオイトトンボ♀老熟  ヌルデの紅葉

灯火に飛んできたらしいウスキトガリキリガ、冬のガの登場です。そっと指にとまってもらったら、私の体温で動き出しました。袖をのぼりながら翅を震わせ少し飛ぶと、庭のコナラの葉の上に落ち着きました。
ウスキトガリキリガ  ウスキトガリキリガ2  ウスキトガリキリガ3

こちらのツユムシの♀、見つけたのは、先週の月曜日でしたが、数日前からほとんど動いていません。お腹は大きいみたいなのですが、産卵はまだなのでしょうか。急に気温が下がって、彼女の命もあとわずかということなのでしょうね。
ツユムシ♀

庭で今年初めて咲いたヤツデの花です。アリや小さなハチ、アブの仲間などでにぎわっていました。
ヤツデの花
ところが、どんどん花柄ごとなくなってしまいます。どうやら夜行性の幼虫のようです。昨晩犯人がわかりました。といっても姿だけ。エダシャクの仲間、この幼虫が成虫になるのは、真冬でしょうか? 春先でしょうか?
ヤツンデの花2  ヤツデの花のエダシャク幼虫

移り行く季節のそれぞれの命です。

代表M
自然観察全般 | コメント(0) |permalink
冬の三国
先週無事冬が立ちました。
ということで三国をうろついてみました。

まずは井ノ浦公園へ。毎年カモが入る池があります。いつもの資料館から西鉄駅を挟んで反対側にあります。
1411kamos_widest8411.jpg
カモいましたー。写真のような感じで全部で100羽以上。ただ、水の量が少ないですね。干す時期が関係しているんでしょうか。貯まったときの線からみてマイナス1.5mくらいでしょうか。かなり少ない感じでした。
マガモが20羽、カルガモ30羽、ヒドリガモ50羽、ヨシガモ5羽、オカヨシガモ5羽くらい。
水に浮いているのより岸にいる方が多かったです。
1411kamos8401.jpg 1411kamos_okayoshi8404.jpg
オカヨシガモ、ヨシガモは今季初めて見ました。
ほかに冬の鳥はジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、アトリと充実してきたようです。
1411jobitakif8389.jpg
アメリカフウやハゼノキも赤く色付いて実もつけていました。
1411americafu_mi8413.jpg 1411redhaze8408.jpg
ムラサキシジミ、クロコノマ、アカタテハなども見られましたよー。
1411kurokonoma8419.jpg 1411kurokonoma8418.jpg
(↑右はストロボで妖しく光るクロコノマ複眼の図)
冬のうちにカモチェックしに一度は行ってみてくださ~い。

お暇がある方は「続きを読む」をクリックして資料館周辺編もご覧ください。

⇒ 続きを読む
自然観察全般 | コメント(2) |permalink
アカタテハ
セイタカアワダチソウで蜜を吸うアカタテハです。冬を前に、羽化したばかり。とってもきれいでしたよ。このまま成虫で越冬します。
アカタテハ1  アカタテハ2

代表M
昆虫(チョウ、ガ) | コメント(0) |permalink
アトリ、アタリかも
三国でもお馴染みの冬の鳥アトリですが、今シーズンは少なくとも西日本各地で数多く見られるという噂を聞いていました。
1411atoris8304.jpg 1411atoris8315.jpg 1411atoris8317.jpg
歴史資料館から4kmくらいの筑前町の田畑に300羽以上いました。
ほんの一角に集中して、地面にワーッと降りたりまたワーッと電線に上がったり。
この場所は何度も見ていますが、これほどアトリがいたのは初めて見ました。
もしかしたらこれもアタリの光景のひとつなのかもしれません。

○管理人M
野鳥 | コメント(2) |permalink
11月1日の観察会
お天気もつかなと思っていましたが、結局小雨に。今回は弥生の丘をめざすことに。
観察の様子 1

芝生に生えていたチチコグサの綿には、ヤマトシジミ。チョウの翅も秋の風情。でもこのチョウ、斑紋が1箇所極端に薄いですね。 ヤマノイモやイヌビワの葉の黄葉が始まっていました。
ヤマトシジミ  黄葉

フェンスに絡んだヤブマメの鞘。中を開けたら、うずら豆。こんな色合いの豆だったのは知りませんでした。
ヤブマメJPG  ヤブマメ2JPG

林内では、シロハラたちが賑やかに鳴いていましたね。管理人さんが見つけたジョロウグモのお食事、おそらくヒメキマダラモドキの♀では、ということで、早速「係員さん」に志願された方が確認に。
観察の様子2

久留米のGさんが下見で見つけてくださっていたヌルデのアブラムシの虫こぶ「ヌルデミミフシ」。白い羽虫のようなものが飛んでいて、このアブラムシのようでした。移動の先は、チョウチンゴケ科のコツボゴケなどだそうで、アブラムシが寄生しているコツボゴケも見てみたいものです。
ヌルデミミフシ
でかい芋虫にはキャ~という声と、触りたいという声。すべすべでふわふわした幼虫ですね。数々の危険をくくりぬけて、ここまで大きくなったことに私は嬉しくなりました。
キイロスズメ幼虫

イヌビワ小径からジョウビタキの観察です。 桜のトンネルで時間となり、解散となりました。
観察の様子3

その後、コツボゴケの確認に急遽駆けつけてくださったS先生に同行。その場では同定は若いコケで難しかったのですが、昨夜同定結果を教えていただきました。まさにコツボゴケだったそうです。この谷地までヌルデのアブラムシは来ているでしょうか。
コツボゴケ2

まだまだ盛りだくさんの観察会でしたが、この辺で。参加された皆さん、ありがとうございました。

代表M
観察会 | コメント(0) |permalink
| home |