三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
会報83号及び付録第83号の苔の部分での訂正と追記のお願い
会報83号及び付録第83号苔の部分で、S先生からご指摘いただきました。
申し訳ありませんでした。訂正と追記などお願いいたします。

☆2月の観察会で観察できたコケについてです。
  
「テングサゴケ」は「テングサゴケの仲間」あるいは「スジゴケ属の一種」、
「シノブゴケ」は「シノブゴケの仲間」あるいは「シノブゴケ属の一種」と表記していただくと、観察記録として正確 になります。また、ジャゴケの3系統は良く知られていることですが、論文にはまだまとめられておりません。ここでは平凡社の図鑑に準拠して、「ジャゴケ」としておきます。

コケは野外では同定できないので、曖昧な表記になり ますが、後世に残す大切な記録ですから、正確に表記することも大切かと思います。(S)


☆1. 付録2p 真ん中付近の「クモノスゴケ」の文章(キャラボクゴケの画像の下になります)
    ①の前に、一番大事な部分(下記)が抜けておりました。追記をお願いします。
    
    弁財天にちょっと寄ってみました。クモノスゴケ属のニセヤハズゴケ?
    と思われます。実際に肉眼で見てみると

 2. また、説明文中の
クモノスゴケの可能性があります。 → クモノスゴケ属のニセヤハズゴケの可能性があります。


よろしくお願いいたします。

ジャゴケ  クモノスゴケ属のニセヤハズゴケ


代表M
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名札の下で冬越し中の昆虫たち
今日は、七十二候の五番目(第五候)「かすみ、はじめてたなびく」です。でも、今日の午後の”かすみ”にはPM2.5が若干混入していましたね。

冬になる前に樹木につけられた名札は、私たちには木の名前がわかって嬉しいものですが、昆虫たちには、越冬の場所として利用されています。
木の名札

3月6日の第七候「すごもりむし、とをひらく」(二十四節気の啓蟄)ころには、昆虫だけでなく蛇やカエルなど土に潜んでいたさまざまな生き物が、温もった土を啓(ひら)き這い出して来ます。その前にと思い、小郡市の九州歴史資料館周辺の観察に出かけてみました。

まず、ヨコヅナサシガメは幼虫たちが身を寄せあっていました。12月には、もう少したくさんいたのですが、すこし動き出したようです。
ヨコヅナサシガメ

次にみつけたのは、黒地に赤い星のナミテントウなど27頭にクサギカメムシとハムシの仲間が1頭づつの集団です。
テントウムシは、何百という集団をつくることも珍しくないようです。
ナミテントウなど1  ナミテントウなど

こちらのテントウムシは、ハムシたちと仲良く越冬中でした。右上に寒天みたいなのが縦長く写ってますが、クヌギカメムシの卵塊です。春先に幼虫がたくさん孵化してきます。
ハムシと一緒に

次は、大きな名札の下にポツンと1頭クサギカメムシがいました。
クサギカメムシ

木肌のすべすべした木には、名札がついていても、何もいないのがいくつもありました。
皆さんも、近くに名札がついた木があったらそっと覗いてみませんか。

久留米のG



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下見をしてきました。
今日はとっても良いお天気でした。
花粉もそうとう舞っていたみたいでしたが、鼻をぐすぐすさせながら、観察会の下見をしてきました。

桜のトンネルのクスノキです。南側が明るくなったせいで、なんだか幹がぱさぱさしているような・・・。元々暗い林を構成する樹ですから、直射日光は苦手かも。少しキヅタが巻きついていますが、案外、このキヅタのコート、樹の幹の潤いを保ってくれているのかもしれないと思いました。
桜のトンネルのクスノキ

ウメの花が満開で、樹の周りはとても賑やか。ミツバチたちの羽音がすごいのです。ツマグロキンバイかな・・空中でホバリングしていたのは。少し離れた枝では、モズも止まっていました。この谷地は、フチグロトゲエダシャク(春を告げるシャクガの仲間です)のオスが6頭舞っていました。飛んでいると冬枯れ色の翅の色で、すぐに草にまぎれてしまって、残念ながら画像は撮れず。このガは午前中がメス探しの時間なので、12時30分ごろにはほとんど飛ばなくなってしまい、探すのは諦めました。
ウメの花が満開

カワラヒワやミヤマホオジロなども沢山いて、空ではハイタカが待っていました。
ハイタカ舞う

びっくりしたのは、ヨシノボリの溝(うなで)。池ができていました。どなたさんかが、明るい湿地を作ってくださったものとは思いますが、はて、壁面にはどんな植物が生えていたんだろう。
このまま自然にまかせてくれれば、いいかもしれませんね。ハラビロトンボなどの湿地のトンボにとってはありがたい場所になりそうです。キイトトンボやベニイトトンボは、梅雨時に今いる館の東側の池まで、下草が続いてくれれば、ぬれた草伝いに飛来するかもしれません。下草がなければ、多分やってこれない。アカガエルが産卵してくれればいいのですが、この溝周辺でまだいるでしょうか?
やはりここでも問題はウシガエル。大喰らいが、水底で何匹も越冬していることでしょうから。
ヨシノボリの溝(うなで)

この溝の南側はハイゴケがたくさん生えていて、苔をむしりとった痕があちこちに。野鳥たちが巣材に持ち去ったものと思います。コナラの幹では、ヒメバチの仲間?が盛んに触角で、樹皮の間をかぎまわっていました。寄生する相手は誰でしょうね。土曜日は春を感じる観察会になりそうですね。

代表M
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九州の花・実図譜Ⅴ
益村聖先生の新刊本のお知らせです。

おなじみの原色「九州の花・実図譜」の第5集が発売になりました。もちろん先生が1種1種丹念に描かれているものです。今回は257種も収録されています。
九州の花・実図譜1  九州の花・実図譜2

 
その中には、先生が三国に足を運ばれて描かれた5cmほどの小さな植物も載っています。私は、ご一緒させていただいたのですが、その時に、「自分のフィールドを持つこと。そして、そこを、てくてく歩くこと。それが大事です」とおっしゃっていました。

本のページをめくるごとに、山野で、その植物を目の前にしているような気持ちになりますよ。
本屋さんにもう並んでいることでしょう。是非手にとって見てください。

尚、まだ今回収められなかったものがあるということで、第6集も出される予定とのことです。こちらも楽しみです。

代表M
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コナラに
畑ではミヤマガラスが100羽ほど餌をついばんでいて、のどかな光景でした。
畑の上のため池です。
大きなコナラが1本あったのですが、伐採されていました。堰堤保護のためには、切らないといけないでしょうね。幹はどうやら、近所の方の薪になったようですが、小さな枝は、こうやって残してありました。こうすることで、越冬中のものが随分助かることでしょう。それに、少しずつ分解されれば、土に戻りますしね。
ため池

他の若木の枝先を見てみました。目についたのは、これ。越冬中のムシクソハムシです。この蓑の中で、この時期は蛹になってるんでしょうか? それともまだ幼虫でしょうか? こんな冬芽の側についているんですね。でも、やっぱり冬芽との違いは明らか。両方とも寄生蜂が脱出した穴がありました。残念。
ムシクソハムシ

枝先から冬芽の上まで産み付けられていたのは、ガの卵です。どんな幼虫がでるんでしょうか?調べたけれども、わかりませんでした。
枝先のガの卵

こちらもよく見かける虫こぶです。
左下の画像ですが、肥大している部分の上に「たんこぶ」みたいなのが付いています。私は肥大した部分が虫こぶで、その上のものが別ものが寄生したのだと思っていましたが、同じ虫こぶを色々見ていると、真ん中の写真のようなものがほとんどでした。つまり、「たんこぶ」みたいなのは、育たなかったドングリ。肥大した部分はドングリの柄ということになります。
複雑な生活史のタマバチの虫こぶ

それで、虫こぶ図鑑を見てみたら、まあ、複雑なこと。
肥大した部分は、ナラミエフクレズイフシ(改称 C-156)。ナラミエフクレヤドカリタマバチ(改称)によってコナラなどに形成される虫こぶで、発育初期のナラミウスタマフシ(C-154)に上のヤドカリタマバチが産卵することによって、ナラミウスタマフシが発育を停止し、柄の部分が肥大して、この虫こぶが出来るとのこと。肥大した部分がある虫こぶには、必ず、発育不全のドングリ(ナラミウスタマフシ C-154)つまり、「たんこぶ」のようになったものがついているというわけです。

で、ここからは、何故、横に折れ曲がったコナラの雄花の写真を載せたかにうつります。
タマバチは、世代により、両性世代と単性世代というものがいるようなのです。

春先にコナラの雄花がたれてくると、ここに両性世代のナラハナコトガリタマバチ(新称)が雄花の髄に産卵します。そうすると、その部分が屈曲したり、捻転したりするそうです。(ナラハナコトガリタマフシ 新称 C-151 右上のようになる) その虫こぶで育ち、脱出した単性世代のナラミウスタマバチがコナラの幼果に産卵し、ナラミウスタマフシ(C-154)ができるというわけです。

すごいですよね。ナラハナコトガリタマフシが無くなると、ナラミウスタマフシも出来ず、ナラミエフクレズイフシも出来ないというわけです。まさに人の想像を超えた世界です。

そうそう、観察を終える頃、畑にいたムクドリやカワラバトなどが逃げ出し、カラスも大騒ぎになったと思ったら、キイキイキイと甲高い声をたてながらチゴハヤブサが上空をかすめていきました。

のどかな里がいつまでもあってほしいと思う此の頃です。

代表M


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久々更新
更新が滞っていました。

その間に、サクランボの蕾がこんなに膨らんでいました。
サクランボ

ミツバアケビの芽吹きも、もうすぐみたいですね。
ミツバアケビ

足元の朽木の上に、小さなキノコ。チャダイゴケとか、その辺なんでしょうか?
もしソウなら、中に粒々があるはずなんですが、別ものでしょうかね。いずれにしても、面白い形です。
キノコ1.jpg  キノコ3  

右側の少し大きいものには、トビムシがかじりついていました。きっとおいしいんでしょうね。食べさせて、胞子を運んでもらうというわけですね。
キノコ2

代表M

自然観察全般 | コメント(0) |permalink
通りすがりの宝満川
相変わらずコサギたちの群れがいる宝満川です。
コサギP2113076

今日びっくりしたのは、イワツバメ。 私が通っていたのは、mapfanの地図の右下角から筑山中学校あたり。その川面、水面ギリギリところで、沢山のイワツバメが餌獲りをしていました。300くらいはいたかもしれません。カミーリアのあたりはどうだったでしょうね。
イワツバメP2113331  筑紫野宝満川 mapfan

川虫・・・ユスリカか何かが羽化してものすごい数が飛んでいたのでしょうね。イワツバメは口を開けて飛んでいるんじゃないかなと思いましたが、そこまで撮るのは無理ですね。 そうそう、カメラで撮ったというよりも、適当にシャッター押していただけです。もちろん捨てた画像もすごい数ですが。
イワツバメP2113389  イワツバメP2113199  イワツバメP2113398

こういうものを見ていると、小さな生き物が、他の命を支えているということを強く感じます。

代表M





野鳥 | コメント(0) |permalink
再び この時期に・・・
ホトケノザが真冬でも咲いているのは、もう見慣れた景色になったのですが、
ホトケノザ

さすがにこれにはびっくり。 東京はすごい雪でしたが、今年の福岡は、いつもより雪も少なくて庭に氷がはることもほとんどない。気温が高めということでしょうか?
ムラサキケマン1  

10日ほど前から咲いています。 ツマキチョウはこの花好きなのですが、その頃咲く花の色に比べると、なんだか濃いくて、きれいですね。
ムラサキケマン2  ムラサキケマン3

代表M
植物 | コメント(0) |permalink
この時期に・・・
ちょっとびっくりしたのですが、どうもヨシカレハのようなのですが、この時期に見たのは初めてです。
カレハガの幼虫

お顔です。
カレハガの幼虫2

ネザサなんかはそばに生えてはいたのですが、これ、幼虫越冬なんでしょうか?

代表M
昆虫(チョウ、ガ) | コメント(0) |permalink
 「カラスなぜなくの? ~楽しくてためになるカラス学入門~」  
NHKラジオ第2放送の番組の紹介です。

◎カルチャーラジオ日曜版 「カラスなぜなくの? ~楽しくてためになるカラス学入門~」  
 東大総合研究博物館の特任助教 松原 始

身近にいるカラスの生態や人とのかかわりなどを、カラス研究一筋の先生により多面的な話が聞けます。
興味のある方は、お聞きください。

毎週日曜日20:00~21:00(再放送は翌週の日曜日10:00~11:00)2月2日~3月2日(再放送含み)
2日の分は、9日の10時からお聞きください(カラスの寿命やカラスの一生など興味津々の話でしたよ)。

*新聞のラジオ欄には「日曜カルチャー」と出ています。

久留米のG
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三国定番 2つ
1日の観察会もありがとうございました。
とにかく暖かく、気持ちよくてフラフラしてました。

その前日の1/31に四王寺山を歩いてきたのですが、三国観察会の定番生き物のひとつ、ニホンアカガエルを見ました。
真冬に山辺の水溜りや池、田んぼなどに卵を産みますが、そういうシーンに出会いました。
1401akagaeru3961.jpg
実は最初はササッと隠れるモノがいて、波紋が目に入りました。双眼鏡で見回しても見つけられません。
小さな池の端に見慣れた卵塊がありました。そういう季節だったと思い出してラッキーと喜んで、そのままとりあえず他のものを見ていたのですが、何か変な音が時々聞こえ再び池の中を注目していたら、どうもカエルの声みたい。
ニホンアカガエルの鳴き声
代表Mさんに録音を聞いていただきましたが「ニホンアカガエルはそんな感じ」ということだし、いろんな状況からも多分そうだということにしています。
三国の「アカガエルの水溜り」にいっぱい卵あったなーと思い出してしまいます。
もう造成されてしまって消えてしまいましたね~。

んでもうひとつ。1日の観察会のあと、天拝湖へフラッと行ってみましたところ、こんなんいました。
1402ikaruchidoris3975.jpg 1402ikaruchidori3977.jpg 1402ikaruchidoris3981.jpg
肉眼ではこんな感じ。
1402question3966.jpg
一見何か生き物がいるような感じがしませんが、実は小さいけどしっかり6羽佇んでいます。(黄色の丸はハクセキレイ)
1402answer.jpg
背景への溶け込み方が抜群でいかにも保護色ですね。

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2月1日の観察会
先週から気温が上がり、2月1日も20度近くなると予報がでていました。でもはじめた頃は少し暖かな冬の朝でした。
久しぶりにお見えになった方が、跡地をご覧になり、呆然としていらっしゃいました。

Tさんの提案で、弥生の丘方向へ観察に行くことにしました。私たちのバックに写っているほんの少しの木立が、跡地で唯一、工事が入らなかったところです。「この木立には、キウラゲジゲジゴケという地衣類がありますよ~」と、久々に観察会にいらしてくださったS先生。今回は、この木立には行けませんでしたので、どんな地衣体か、画像を載せておきます。この画像は、すでに無くなった跡地の木立に生えていた別のキウラゲジゲジゴケを3月に撮影したもので、同定は、S先生にしていただきました。黄裏ゲジゲジ苔という名の由来がわかりますね。
観察11  キウラゲジゲジゴケ

会報にも、蘚苔類を載せていた関係で、「苔を習いたいと思って来ました」とおっしゃる方々も。天草(テングサ)に似ていることからテングサゴケ、爬虫類の肌のようなジャゴケ。普段なかなか目が行かない小さな蘚苔類です。ジャゴケは外見では区別がつかないものの、遺伝子では3系統あり、それぞれ成育環境が違うそうです。なかなか奥が深い世界です。
観察111  テングサゴケ  ジャゴケ

弥生の丘です。冬枯れの茅の中に、ノウサギの糞があったり、少し古くなったオニフスベなどがありました。ここでは、ツグミやホオジロもじっくり観察してもらいました。
観察1111

クサイチゴの坂道の少し上では、こんなものを見つけました。何本もあり、天婦羅を思い浮かべた方々が何人も。
タラノキの冬芽

下の谷地では、冬鳥のミヤマホオジロなどが何羽も茅の中で餌獲りをしていました。私たちに驚いて木立にとまったり。画像は下見時のミヤマホオジロです。岩の上には、ムベの種が沢山あったそうです。甘い香りがしており、テンの糞ではないかとのこと
ミヤマホオジロ♂  ミヤマホオジロ♀  。ムベの種

皆が見ている景色は・・・・
観察11111

こんなものです。下見時の画像でご紹介。エノキの斜めになった太い幹に苔たちが上の方まで大群落をつくっていました。画像ではその3分の1も入っていません。まさに苔の春。私はうわあ~と、言ってしまいました。
エノキの樹皮の上のコダマゴケとツヤゴケの仲間の群落  ツヤゴケの仲間  コダマゴケ

帰り道、腰掛にちょうど良いようなキノコがあるね。名前はわからない・・・「ネズミノコシカケだあ!」と。
サルノコシカケにはちいさいねえ 命名 ネズミノコシカケ

管理人さんに見せていただいたのは、エビフライ。ムササビの食べた後(食痕)のマツボックリです。残念ながら三国のものではありません。一度実物を見てみたかったものです。人数が多かったので、ご覧になってない方もいらっしゃるかもしれませんので、ここで紹介しておきます。
エビフライ

最後まであれやこれや満載の観察会でした。参加された皆さん、ありがとうございました。

代表M
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