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三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
フジの花の虫こぶ
あちこちでフジの花が咲いていますね。
自宅のそばの藤棚でも紫の房がぶら下がっていました。
fujidana-1.jpg

なんとなく蕾が変です。
蕾が変-2

虫こぶになっていました。蕾が開かずにそのまま落ちるそうです。
フジの花の虫こぶ-3

地面に落ちたものが散見されました。
地面に落ちた虫こぶ-4

1個開けてみました。ピンクのフジツボミタマバエがいました。
フジツボミタマバエの幼虫-5

以前から見てみたかったのですが、こんなにすぐそばにあったとは。生活史は、下記でご覧ください。
インターネット版 農業害虫大事典 害虫新情報 フジツボミタマバエ

フジの花は楽しみにしている人が多いので、これがつくと、皆さんがっかりされるのでしょうね。

代表M
虫こぶ | コメント(4) |permalink
ナラミウスタマフシ
5月の半ば、コナラの小さなどんぐりの形が変でした。右画像の正常な実にくらべると、少し肥大しています。
ナラミウスタマフシ-3 正常なドングリ

この変な形のドングリを楊枝で触ってみたら、突先の手前がスカスカの空洞になっていました。虫が食べたか、あるいは、虫こぶでタマバチでも育って出たのかもしれないと思っていました。

ところが、先日の雨の日、変な形のものから緑色のものが出ているのに気がつきました。ナラミウスタマフシ(タマバチ)の虫こぶが姿を現したところでした。一度見たかった虫こぶです。なるほど、臼のような形をしています。
ナラミウスタマフシ ナラミウスタマフシ-5

この虫こぶがまだ小さい時には、ドングリの先端はしぼんだ形をしていますが、先端付近は空洞なので、ドングリの中で虫こぶがどんどん大きくなれるというわけです。そして、ドングリの形がなんとなく中の虫こぶの形になり、ある日、ドングリより大きくなったために外側が引き裂かれて、虫こぶが姿を現すというわけです。

地面には緑色のナラミウスタマフシの虫こぶが落ちていました。枝にはすでに無残な形になったドングリがいくつもあります。今年のこのコナラのドングリは沢山この虫こぶになっているので、もっと数があっていいはずなのに、なかなか見つかりません。
ナラミウスタマフシ-6 ナラミウスタマフシ-8

せっかくなので、モスの上にナラミウスタマフシをおいて経過を見ることにしました。すると、一昨日置いたこの虫こぶが茶色になっていました。緑のきれいな色は、ほんの一時、それで、コナラの下を見ても、なかなか見つからなかったのだとわかりました。
ナラミウスタマフシ-7

昨年はこのコナラのドングリでハイイロチョッキリが産卵していました。ドングリがこんな小さなうちに駄目になるということは、ハイイロチョッキリにとっては災難です。庭のドングリなので、大型動物が餌とすることはないのですが、里山などで、こういったことがおこると、餌不足ということにもなりそうです。

代表M




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ナラメフクレフクロフシとナラハナケシツブタマフシ
ちょっと庭に出てコナラの虫こぶを見てみました。

コナラの芽がナラメフクレフクロフシになっていました。すぐにもタマバチが羽化脱出しそうです。正常芽(真中画像)との違いは明らかですね。別の同じ虫こぶは、ヒヨドリにパクリとやられたことがありましたので、網をかけたところ、次の日に、タマバチが羽化していました。
naramefukurefukurofushi -2 seijyoume-3.jpg amikakeshiteitara-4.jpg

虫こぶには丸い脱出口が空いています。
tamabachi-5.jpg tamabachi-6.jpg tamabachi-7.jpg

この虫こぶから羽化したタマバチは、♂と♀の両性世代で、交尾後の♀は雄花の花糸(かし)に産卵すると日本原色虫えい図鑑にあります。

庭のもう1株のコナラは、すでに雄花の蕾がぶらさがっています。 明らかに成長していない蕾がついています。これが次の世代となるナラハナケシツブタマフシの初期のものでしょうか?
コナラの雄花-2 ナラハナケシツブタマフシかも-3

この小さな異常蕾をファーブル下で、見てみました。その後顕微鏡モードで撮影しました。画像真中の白い↑の先が正常な花糸で葯の柄になっています。異常な蕾では、葯の形も少し変わっていて、花糸がぼこんと肥大していました。初期のナラハナケシツブタマフシで間違いないと思います。この中に幼虫がいるのでしょう。
異常蕾(奥)と正常蕾(手前)-1 正常な花糸-5 花糸の部分が肥大-4

タマバチが羽化したコナラで、ナラメフクレフクロフシから羽化したハチによく似たタマバチが、未熟な蕾に産卵をしていました。5~6匹いるようでした。
コナラの雄花の蕾に産卵するタマバチ-6 コナラの雄花の未熟な蕾に産卵するタマバチ-8 コナラの雄花の未熟な蕾に産卵するタマバチ-7

庭のコナラの雄花では、他にあと2種類の虫こぶがつくので、すべて同じタマバチかどうかはわかりませんが、一度見たかった雄花への産卵を目撃できたことは満足です。

代表M



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ナラメカイメンタマフシを襲ったヤマガラ
庭のコナラでヤマガラが枝にぶら下がっています。嫌な予感です。

マーキングしていた枝にぶら下がり、先日紹介した虫こぶ、ナラメカイメンタマフシをくわえました。
ヤマガラ・ナラメカイメンタマフシ-1 ヤマガラ・ナラメカイメンタマフシ-2 ヤマガラ・ナラメカイメンタマフシ-3

この虫こぶは、とても硬いのですが、例のごとく、横枝にとまって、脚にはさんで、中身をほじくりだしていました。この中には3匹くらいタマバチが入っています。
ヤマガラ・ナラメカイメンタマフシ-4

以前から突然この虫こぶがなくなるのは気づいていたのですが、現場を目撃したのは、初めてでした。

代表M
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ナラメムレトガリタマフシ
昨年の11月28日に、庭でコナラの虫こぶ、ナラメムレトガリタマフシを見つけました。とっても瑞々しくってきれいです。どんなハチがでてくるのか、網をかぶせていました。
ナラメムレトガリタマフシ-1

今年の2月21日、虫こぶが枯れてきたので、枝ごと室内で保管することに。3月、そろそろ出てくるかもと思ってプラケースの中に虫こぶだけを移しました。
ナラメムレトガリタマフシ-2

3月11日、ケース内に羽化したハチがチョコチョコ動き回っていました。しかも2匹。う~ん、ゴール形成蜂とは違うような・・・。この虫こぶでは1匹しか羽化しないはずです。同居蜂(虫こぶをつくる蜂の虫こぶに住み着いて、住処を奪うため、主の蜂が結局成長できなくなってしまう)っぽい感じです。
ナラメムレトガリタマフシから出てきたハチ-3

もう一つ虫こぶを。
観察会の後、花粉がすごくてほとんど篭っていました。昨日朝、久々に花粉少なそうだったので、庭にでてみると、毎年一番初めに開葉するコナラの枝の芽がもうこんなに膨らんでいました。
コナラ-4

それで、昨年11月20日にナラメカイメンタマバチが産卵していた芽を見ると、できていました。ナラメカイメンタマフシが。
ナラメカイメンタマバチの産卵-5 ナラメカイメンタマフシ-6

昨年の11月は、とても気温が高かったので、卵がだめになるんじゃないかと心配していました。
普段は芽全体がゴールになることが多いのですが、このゴールでは花芽や葉もできているようです。日当たりの良い枝の他のゴールも同じような感じです。植物の成長の方が卵の孵化よりも早く、ゴールに半分はならなかったということですね。でも、卵は思ったより高温にも強いのかもしれません。

代表M
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