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三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
クツワムシの孵化
昨年9月、クズだらけの場所の側の建物際に次々にやってきては死んでいくクツワムシに気がつきました。どうせ死んでしまうならと、元気な♂と♀をいただいてきて、ケースに土を入れて飼育、すると卵を次々に産んでくれました。画像左が産卵中、真中が卵で長さは7~8mmです。豆の鞘を連想させるがっしりした卵です。11月の観察会時に、卵を見てもらって、帰りに2匹とも本来の生息地に戻しました。♂はすぐにクズの中に飛び込みましたが、♀はしばらくじっとしていました。右端はその時の画像です。
クツワムシ産卵-1

冬の間、卵だけになった容器に時折水を入れて管理していましたが、4月になっても、5月になっても変化がありません。きっと卵は駄目だったのだと思っていましたら、数日前から孵化が始まりました。土の中をくねくねしながら、上ってきます。その間は細長い体をしています。そして、土から出るときにまた脱皮をします。すると、体の幅が広くなります。
クツワムシ孵化 
残念ながら力つきて死んでいるものもいました。ケースの中では、光が側面からも入ったりしますので、方向を間違えたのかもしれません。また、動き回る土壌動物がほとんどいないので、土に隙間がなく固いのだろうと思いました。

孵化した幼虫は少し蛍光色のあるきれいな緑です。
クツワムシ孵化直後

幼虫たちは本来の生息地に放しました。
クツワムシ孵化1日目-1 クツワムシ孵化1日目-2 クツワムシ孵化1日目-3

代表M
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マルカメムシの産卵
庭では、メジロたちの巣立ちも落ち着いたようです。そのフェンス際、いつの間に入ってきたのか、クズのツル、マルカメムシたちが交尾をしたり、汁を吸ったりしています。
ツルの先や、葉裏にも、彼らの卵が沢山ついていました。白っぽい卵、産みたてかなと思って別のツルの先をたどると、いました、産卵中の♀が。卵はコンニャクみたいな感じででてきています。
マルカメムシの卵-1 マルカメムシ産卵-2

ちょっと失礼して後ろから。 卵はフタの部分(ぎざぎざが有る方)が最後にでてくるんですね。よくもこんなきれいで複雑な形になるもんんですね。不思議です。ゆっくりゆっくり、1個ずつ産み付けていきました。
マルカメムシの産卵-6

いいかげんにクズを処分しないと大変なことになりそうです。(笑い)

代表M
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ヒメカゲロウ科の幼虫の孵化
6月1日の夜、庭のコナラの葉裏にヒメカゲロウの仲間(黄色矢印)が止まっていました。すぐそばの葉にももう1匹(黄色矢印)。フラッシュをたいたところ、手前の葉に5cmほどの糸が(赤矢印)あるのに気がつきました。糸には点々と卵のようなものがついていました。
ヒメカゲロウの仲間-1 卵みたい-2

3日の朝、「あっ、忘れてた」、と観察会の前に画像を撮ると、こんな感じ。これは絶対卵です。きっと葉裏にいたヒメカゲロウのものでしょう。
多分ヒメカゲロウの仲間の卵-3

4日の午後、卵が赤っぽくなっていたので、これは生まれるかも、と15時過ぎに見てみると、すでに1匹孵化していました。(黄色い矢印) 風が強く、揺れ方もすごいせいか、別の卵にしがみついています。
ヒメカゲロウの仲間の孵化-4 ヒメカゲロウの仲間の孵化-5

その後、糸の一方の端が葉から外れてしまったり、また絡まったりしましたが、結局ほとんどが孵化して無事に葉表を歩いていきました。

1匹だけ、じっとしてくれたのが、これ。ヒメカゲロウ科の幼虫と孵化した卵の殻と糸です。可愛いですね。
ヒメカゲロウの仲間の孵化幼虫-6

代表M




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落ち葉にいたヤスマツアメンボ
雨上がりの庭、落ち葉の上にアメンボがじっとしていました。 天拝山で見たヤスマツアメンボによく似ています。先ほどの雨で降り立ったのかもしれません。 腹側を見てみると、腹部第7節に黒い班がありました。ヤスマツアメンボの♂に間違いないようです。
yasumatsuamenbo-1.jpg yasumatsuamenbo osu-2
水の上を押しながら進む推進力を生み出している脚の付け根、太いですね。さすがです。顔はやっぱりカメムシさんです。
yasumatsuamenbo -3 yasumatsuamenbo-4.jpg
落ち葉の上に戻すとしばらく、あちこち動いていましたが、ふっと飛び去りました。

コナラの葉にはアシナガオトシブミの♂がいました。ヒメクロオトシブミと比べると大きいですね。この黒と赤のコントラスト、とってもきれいです。食痕も、ヒメクロオトシブミと比べると、豪快です。 画像の左がアシナガ、右がヒメクロの食痕です。ぼけてる黒いものがヒメクロオトシブミです。
ashinagaotoshibumi-5.jpg syokkonkurabe-7.jpg

ついこの間まで越冬中で枝にしがみついていたオジロアシナガゾウムシも動きだしたようです。コナラの葉にとまっていました。こうやってみると野鳥の糞のように見えます。拡大してみたら、背面の端のほうにダニが2匹しがみついていました。一冬ついていたのでしょうか、それとも動き出してからでしょうか?
ojiroashinagazoumushi-8.jpg

虫たちで賑やかになって、コナラの葉も、これから誰かさんの食痕だらけになることでしょう。

代表M



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タイワントビナナフシ
27日、壁に枯れ草のようなもがついていました。タイワントビナナフシです。 庭では2014年にも幼虫を見ています。
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捕まえようと首のところを持とうとしたのですが、バタバタ暴れて、おまけに他のナナフシとくらべると、華奢なので、指の力の入れ具合が難しい感じでした。 口器はこんな感じです。せっかくなので、翅も広げてもらいました。
taiwantobinanafushi-3.jpg taiwantobinanafushi-4.jpg

指でつまんだせいで、臭いをつけられてしまいました。ゴボウに近い臭いでしょうか。カメムシほどひどくはありませんが、ちょっと癖のある臭いでした。

タイワントビナナフシは20年ほど前に成虫に卵を産んでもらって、次の世代を育てたことがあるのですが、当時はほとんど写真を撮っていませんでした。それで、しばらく飼育してみることにしました。
taiwantobinanafushi-5.jpg

彼らは夜行性、昼間はほとんど動きません。でも、朝、雨にぬれたコナラの新芽を入れてやると、すぐにやってきて、まず水を飲みました。葉の上をいそがしく前後左右に首を動かしながら、水を吸って?いました。なんだか龍のような顔ですね。喉もからから、お腹もすいていたようで、その後、若葉を3分の1枚程食べました。
名称未設定-7 名称未設定-8 taiwantobinanafushi-9.jpg

容器を見ると、網に5mmほどの卵が1個産み付けられていました。このナナフシは単位単為生殖なので、すべて♀です。
ナナフシの仲間は、卵をばら撒くのですが、このタイワントビナナフシは粘着性の物質で、枝などに卵をくっつけます。多くの昆虫がいっぺんに卵を沢山産みますが、このナナフシは一晩に1個~3個ぐらいを産んでいた記憶があります。
taiwantobinanafushi tamago-6

もう少し飼育を続けるつもりです。

代表M









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