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三国丘陵の自然を楽しむ会ブログ

福岡県筑紫野市と小郡市、それに佐賀県基山町にまたがる三国丘陵の里山の自然を楽しく観察する「三国丘陵の自然を楽しむ会」のブログです。
テングチョウの幼虫
三沢の林縁です。ここは西側道路で、東に藪があるため、午前中は日陰でとてもありがたい場所です。藪の中ではキビタキが、三沢の森林ではホトトギスの声が響いていました。

エノキの若葉に怪しい食痕です。裏返すと小さな幼虫がついていました。テングチョウの孵化したばかりの幼虫と思います。
しばらくすると葉裏から自分が食べた小さな窪みに頭を入れて、続きを食べ始めました。風が吹くので、ピントがなかなかあいませんでした。
テングチョウ孵化幼虫-2 テングチョウ孵化幼虫-8

別の若葉を持ち帰り、ファーブルで見たら、卵の殻がついていました。でも、この葉に幼虫は見つかりませんでした。おまけに、若葉は水揚げが難しく、すぐにくた~となってしまいます。大きな幼虫がいれば、しっかりした葉でも大丈夫かと思ったのですが、
大きな幼虫は見つかりませんでした。
テングチョウ卵の殻-4

他にもエノキの葉の上にはエダナナフシ、随分大きくなりました。
エダナナフシ-10

ネズミモチの実は虫こぶになっていました。ノブドウの葉上のアカガネサルハムシ、いつ見てもきれいです。
ネズミモチの虫こぶ-16 アカガネサルハムシ-11

イチイガシの若葉にいるキボシノミゾウムシです。普段は若葉(左の画像が食痕です)を食べていますが、今日はまだ開く前の芽に3匹ついていました。ノミゾウムシの仲間の幼虫は葉潜りだそうなので、産卵のためかもしれないと思いました。同じイチイガシ、しっかりした葉の中心の芽に違和感がありました。こういう色合いの時は、ゾウムシです。やはり、アカコブコブゾウムシがついていました。
キボシノミゾウムシ-15 違和感のある芽-14

ビナンカズラの蕾も見つかりました。
ビナンカズラ蕾-12

今週はやっと入梅でしょうか。生き物たちもカラカラ天気に困惑しているかもしれません。

代表M
自然観察全般 | コメント(0) |permalink
メリケントキンソウ
5月4日の観察会時にメリケントキンソウが見つかったということで、付録に載せておりました。今日やっと見に行くことができました。
フェンスを出て坂を下ったところに農舎がありますが、その5mくらい先から北に行く農道にしっかり生えていました。画像の茶色の部分は種の塊みたいところです。植物の生えていない地面にも種が点々と零れ落ちています。 種にはするどいトゲがあります。柔らかければ別種ということなので触ってみましたら、残念、固いトゲでした。右は花の拡大です。
merikentokinso-3.jpg merikentokinso-2.jpg merikentokinso-1.jpg 

会員の方の犬が、別場所で、このトゲの被害にあっています。子供のサンダル履きとかはだしとか、手をついたりすると怪我するかもしれません。靴底に刺さって運ばれたりもするようです。画像を撮りましたので、自分の靴底チェックしました。大丈夫でした。
皆さんもご注意くださいね。

代表M
植物 | コメント(0) |permalink
クツワムシの孵化
昨年9月、クズだらけの場所の側の建物際に次々にやってきては死んでいくクツワムシに気がつきました。どうせ死んでしまうならと、元気な♂と♀をいただいてきて、ケースに土を入れて飼育、すると卵を次々に産んでくれました。画像左が産卵中、真中が卵で長さは7~8mmです。豆の鞘を連想させるがっしりした卵です。11月の観察会時に、卵を見てもらって、帰りに2匹とも本来の生息地に戻しました。♂はすぐにクズの中に飛び込みましたが、♀はしばらくじっとしていました。右端はその時の画像です。
クツワムシ産卵-1

冬の間、卵だけになった容器に時折水を入れて管理していましたが、4月になっても、5月になっても変化がありません。きっと卵は駄目だったのだと思っていましたら、数日前から孵化が始まりました。土の中をくねくねしながら、上ってきます。その間は細長い体をしています。そして、土から出るときにまた脱皮をします。すると、体の幅が広くなります。
クツワムシ孵化 
残念ながら力つきて死んでいるものもいました。ケースの中では、光が側面からも入ったりしますので、方向を間違えたのかもしれません。また、動き回る土壌動物がほとんどいないので、土に隙間がなく固いのだろうと思いました。

孵化した幼虫は少し蛍光色のあるきれいな緑です。
クツワムシ孵化直後

幼虫たちは本来の生息地に放しました。
クツワムシ孵化1日目-1 クツワムシ孵化1日目-2 クツワムシ孵化1日目-3

代表M
その他の昆虫 | コメント(0) |permalink
クヌギの木で
立夏が過ぎてひと月ほど経ちました。
ということで、仲夏に入りまして、いよいよ暑くなってまいりました。
夏と言えばクヌギなど樹液が出ているところには多くの昆虫がやってきます。
先日こんなチョウを見ました。
1906suminagashif7667_02.jpg
逆光でアレなんですが、これ、スミナガシというタテハチョウの仲間のチョウです。
久々に見ました。ラッキー。
名前の通り、墨をモワッと流したような渋い和風のテイストです。
このチョウの幼虫はアワブキの仲間の葉を食べますので、普通なら近くにそれがあるのですが、ここ(佐賀県の海岸線)では見かけたことがありません。きっと山辺から風に乗って飛んできたのでしょう。

そもそもコナラなどの木から樹液が出るのは
1906osuzumebachi7654.jpg
こういうの(写真はオオスズメバチの女王)がやって来て、巣の材料にすべくガシガシと樹皮を噛み砕いて持って行くからなんです。
傷つけられた木が流血しているような感じでしょうか。
砕いた木の粉が樹液でペースト状になったところを丸めて持って行く仕組み。

こうしてできた樹液の泉にスミナガシやいろんな虫などが寄って来るというわけです。
1906ruritateha7704.jpg 1906nokogirikuwagata7713.jpg 1906nokogirikuwagata7739_02.jpg
左はルリタテハ、中と右はノコギリクワガタ他ですね。

樹液を出す木はコナラやクヌギだけじゃなくて他にも多くあって、樹種に関わらずいろんな虫が寄ってきます。
でもまあクヌギやコナラは椎茸のホダギなどの目的でよく植えてありますし、樹皮や葉っぱの感じで分かりやすい木でもありますので、見つけておいて、隙あらば見てみるということを続けていると、きっと新たなものが見られるでしょう。
三国でもしっかり見られる風景ですし。
ただし、スズメバチは付き物ですから、あくまで遠巻きに静かに観察してくださいね。
観察を続けるうちにスズメバチの生態もわかってくれば危険回避にも役立ちます。

○管理人M
昆虫(チョウ、ガ) | コメント(2) |permalink
6月1日の観察会(ゲリラ報) → 正式報
1日の観察会もありがとうございました。
あれこれ見られて面白かったですね。

クズにいたクズノチビタマムシ、飛んでしまって一部の方しか見られませんでしたが写真で見るとこんな美しさがあります。
1905kuzunochibitamamushi7328tr.jpg 1705kuzunochibitamamushi9021.jpg 1705kuzunochibitamamushi9003.jpg
ほんの3mmくらいのまさにチビですが、拡大してみるとタマムシらしい感じがします。
5-6月にクズの葉を眺めてみて小さい黒っぽいのが乗っていたら、そのうちのいくらかはこれかもしれません。
いつも見ることにしていれば必ずどこかで当たると思います。

観察会でそのクズの葉にやはり乗っていた脚の長い緑光沢のハエは「アシナガバエ」の仲間でした。
そのまんまの方だったです。
暗くて写真はダメでしたけど。

イヌビワの葉で休憩していたカミキリはどうもヒメヒゲナガカミキリみたいです。
1906himehigenagakamikiri7607.jpg
どれだけ似た別種がいるかいまだによくわかりませんので多分ということで。
いずれにしてもサビカミキリと同じ仲間(フトカミキリ亜科)のようです。

ミズイロオナガシジミもしっかり見られましたね。
1906mizuiroonagashijimi7613.jpg
昼間はこうして休憩していることが多いチョウですが、よく見つけてくださいました。
これもチョウの中では小さい方ですので老眼には厳しめですが、写真で拡大するとやっぱり美しいです。

といったところで今回はこんだけ。
きっともっとちゃんとした記事が出ると思います(期待)。

○管理人M

ゲリラ報(笑い)ありがとうございました。いろいろご覧になられて良かったですね。クズの葉にとまったミズイロさん、いかにもという雰囲気ですね。下見時に久留米のGさんも見つけてくださっていました。 私もお会いしたかった!! そして、絶えてなかったことに感謝。

そのまま観察会の様子のみアップさせてもらいます。腰やってしまって、ちょっと大変。(苦笑)
名称未設定-1

代表M
昆虫(甲虫) | コメント(0) |permalink
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